投稿日時 2014-01-21 14:36:30 投稿者 立田 このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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バクは夜空をみあげてみましたが、 星はきらきらとうつくしくひかるばかりで、 かたつむりの言っていることはさっぱりわかりませんでした。 「きみの言うことはぼくにはよくわからないよ」 バクはしょうじきに言いました。 「でも、もうちょっとしたらわかるかもしれない。 もうちょっと、いっしょにいてもいいかなあ」 かたつむりはおどろいたようでしたが、ちいさな声で「もちろんです」といいました。 そこで、バクはキャベツのとなりにすわりこみ、2ひきはならんで夜空をみあげました。 星はあいかわらずかがやきながら、ゆっくりとうごいていきました。 バクがたいくつして話しかけると、かたつむりはちいさな声でへんじしました。 かたつむりはもの知りでした。 バクはかたつむりとしゃべるのがとても楽しかったのですが、 おなかがいっぱいでつかれていたので、そのうちねむりこんでしまいました。 そしてはっきりとおぼえていないけれど、夢をみたようでした。 これはとてもめずらしいことでした。 ほかのひとのわるい夢をたべるバクは、いつもじぶんでは夢をみないからです。 |
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